トイレのバリアフリーのポイント
毎日何度も行くトイレは、使用中の事だけではなく通路や出入り口についても配慮が必要です
ひとつひとつの動作と困っていることを考えて使いやすいリフォームを検討しましょう
@ トイレまで行く
つまずいて転びそうになるスロープを付けて段差を解消
車いすで段差を超えるのはたいへんスロープを付けて段差を解消
支えが無いとひとり歩くのが不安手すりにつかまりながら移動すると安心
ひとりて゜トイレまで行けない車いすに乗ったままトイレへも楽々移動できる空間に改造
A トイレに入る
開き戸は立ち位置が変わるのでバランスをくずしやすい
引き戸(引き込み戸)又は折れ戸に改修
B 便器に座る・立つ
ひざが痛くて立ち座りしずらい
手すりを取り付けると楽です 座面を高くすると立ちあがりやすくなります
便器のふたの開け閉めで体が不安定になる
便器のふたをリモコンセンサーで自動開閉にするととても楽です
服を脱ぎ着するとき体が不安定になる
前方に大きな手すりをつけると体を預けて安定した姿勢で服を脱ぎ着できます
車いすからの移乗がたいへん
ひじ掛けを跳ね上げ式にすると介助が楽になります
C 排せつする
排せつ時間が長いので疲れる
ひじ掛けや背もたれがあると楽になります
おしりが痛くなる
柔らかい便座で座り心地が改善されます
ふんばる姿勢をとるのがつらい
前方ガード付き手すりをつけると排せつしやすい姿勢を支えられます
D おしりを洗う・ふく
おしりをふくのがたいへん
ウォシュレットでスイッチひとつでおしりがきれいになります
片手だとトイレットペーパーがうまく切れない
片手でもペーパーがカットできるワンハンドカット機能付きの紙巻き器に取り替える
E 排泄物を洗い流す
振り向いてタンクの洗浄レバーを使うのがたいへん
便器洗浄リモコンや自動感知で洗浄ができるので振り向かなくてもいい
F 手を洗う
タンクの上で手洗いするのは体が不安定で危ない
使いやすい位置に手洗い機を設置すると楽な姿勢で手洗いができます
特に自動水栓にすると蛇口の閉め忘れも防止できます
G 室内の暖房
トイレが寒くてつらい
暖房器具やヒーター付きの床にすると安心です
※ 生活の中心が寝室の場合
ベッドでの生活時間が長く、歩行が困難
トイレまでひとりで行けない
夜、トイレまで行くのが不安
ベッド横にポータブルトイレがあれば安心
ウォシュレット付きポータブルトイレもあります
介護予防の工事は介護保険でできる住宅改修です
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